人の過ちを許す事は難しい。
過ちを犯したと認める事も難しい。
正当化しながら生きている。
清廉潔白な人間なんていない。
私は両親を許したい。
いや、許したくない。
でも、同時に愛してもいる。
愛がなんなのか分からない。
20年以上前、パソコンが一般家庭に普及しだした頃に、あるサイトに助けられた。
そのサイトを運営している人のハンドルネームが朔だった。
サイトの名前は忘れてしまったけど朔の月にオルゴールの曲が流れていて
同じサバイバーの人達がいた。
同じ様な経験をして、生きている人達がいた。
私の名前はその人から借りた。
心が癒されますように的な言葉が書いてあったと思う。
いつか、必ず癒える時が来ると
そんな言葉もあった気がする。
回復期が何度かある。
乗り越えないといけない壁もある。
その先も決して楽ではない。
でも、皆そうだと思う。
親を許せないことなんて、大なり小なり みんな抱えて生きてる。
大か小かなんて比べるのもナンセンスだ。
些細なことで幸せを感じる事は悪いことじゃない。
だから、もう 忘れていこうとする自分を許してあげよう。